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屈辱の戴冠



久しぶりのアップですね。

どうも文章ばかりだとなかなかうまくキーボードが滑らなかったりすることがあるので時々期間が開くことがありますが、皆様感想などお願いします~m(-_-;)m




「それではこれよりメインイベント~、的場恵美vsボンバー三嶋の時間無制限一本勝負を行いま~す!!」


 リング中央で睨み合う、恵美と三嶋。
 恵美と三嶋は同級生の間柄だったが、仲がいいわけではなかった。むしろ、周囲の人望を集める優等生であった恵美を、不良のレッテルを貼られ、ケンカで明けくれていた三嶋が妬んでいた。そんな仲の悪い二人であったが、卒業後二人は奇しくも同じプロレス団体に入団したのだった。
 元々仲の悪い二人だったが、眉目秀麗、さらにグラビアアイドル顔負けのスタイルの恵美はベビーフェイスに、そして体が太く、気質も荒い三嶋はヒール軍に入り、それ以来恵美と三嶋はリング上で顔を合わせるたびに衝突を繰り返してきた。
 そして、二人がトップレスラーとしてファンに認知されはじめてすぐに、空位となった団体王者のベルトを巡って団体内でトーナメント戦が行われ、三嶋は途中で反則負けとなり、恵美は見事優勝を果たし、チャンピオンベルトを獲得した、そうなるはずだった。
 トーナメント最終日の表彰式で、恵美がチャンピオンベルトを受け取ろうとした、そのときに三嶋が乱入してきたのだ。乱入してきた三嶋は不意を付かれた恵美を殴り倒し、混乱した会場ではヒール軍と正規軍がもみ合いを始めたのだった。
 恵美はその場でベルトを受け取らず、三嶋との完全決着試合を要求し、観客もそれに同調し、こうしてチャンピオンベルトを賭け、ノールールノーレフェリーデスマッチが決定したのだった。



 ルール無用のデスマッチと言うことで、三嶋は山ほど凶器を持ち込んだが、恵美はいつもと変わらず何一つ凶器を持たないままリングに立った。


「ふん、相変わらず格好付けてやがるなぁ。‥‥‥‥‥‥そう言うところが気にくわねぇんだよ!!」


 三嶋はブラックジーンズに、黒のタンクトップ、そして額に真っ赤なバンダナを巻き、チェーンとパイプイスを持っている。


「凶器を使って相手を叩きのめすのがあなたのプロレスなら、私はそれを否定するわ‥‥‥!!」


 対して恵美は大きく開いた胸繰りから豊かな胸が強調されたシンプルなライトグリーンのワンピースに、肘と膝にサポーターを付け、レガース付きのリングシューズを履いている。
 握手することなくそれぞれのコーナーに戻る恵美と三嶋。そしてゴングが鳴り響いた。


 カーーン!!


 ゴングと同時にコーナーから飛び出す両者。体格で勝る三嶋が先手を打とうとチェーンを巻いた右手で大振りのパンチを放った。
 プロレスで反則とされているパンチに意表を突かれたかに見えた恵美だが、三嶋のパンチは空を切る。


「なぁっ!?」


 慌てて後ろを振り返った三嶋の目に飛び込んできたのはリングシューズの底だった。


 ばきっ!!

「ぐぎぃっ!?」


 恵美の打点の高いドロップキックが三嶋の顔を襲った。もんどり打って転倒する三嶋に、上手く受け身をとってすぐさま立ち上がった恵美のキックが襲いかかる。


 ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!


 細身で体重のない恵美には一撃の重みはないが、その分速く鋭い打撃が繰り出せる。立ち上がりかけた三嶋がキックに押されて転倒し、すぐさま恵美はコーナーポストに駆け上った。


「くっ!てめぇーっ!!」


 頭に血を上らせて立ち上がる三嶋。しかし、恵美の攻撃準備は完璧に整っていた。


「ここだ、三嶋―っ!!」


 三嶋の首元に、恵美のミサイルキックが叩き込まれた。コーナー最上段から恵美の体重をのせた一撃に、たまらず三嶋がダウンする。
 フォールのチャンス、しかし恵美はあえてフォールをとらず、三嶋の腕から離れたチェーンをリング外へ捨て、三嶋が立ち上がるのを待った。これまでの攻撃は、前回三嶋の不意打ちにやられた恵美の挨拶代わりだったのだ。


「‥‥‥上等だよ、テメェ‥‥‥!!」


 それに気付かない三嶋ではない。怒りのあまりゆっくりとした動作で立ち上がる。完全に座りきった目つきで対角コーナーの恵美を睨み付けた。


(本気になったわね‥‥‥。ここからが本当の勝負ね!!)


 恵美がリング中央へと歩み寄る。三嶋もそれに応じてリング中央により、右手を伸ばして力勝負を挑んだ。恵美も左手を伸ばして応じるが、手が触れ合う寸前で三嶋が蹴りを繰り出した。


 どむっ!

「うぐ‥‥‥っ!」


 三嶋のミドルキックを脇腹に喰らった恵美が息を詰まらせる。しかし、恵美も負けてはいない。お返しのキックを三嶋の足に蹴り込む。


「ちぃっ!うざってぇんだよ!!」


 三嶋の重い蹴りと恵美の軽いが鋭い蹴りが応酬される。しかし、この打撃戦は体格で勝る三嶋が徐々に押し始めた。


「おらぁっ!!」


 三嶋のキックに押され、体勢の崩れた恵美にチャンスとばかりに三嶋のミドルキックが叩き込まれる。しかし、キックのダメージに顔を歪めながらも恵美は胴を抉る蹴り足を抱え込み、そのままグラウンドに引きずりおろす。


「あっ、ぐああああああああああああぁぁぁぁーーーーっ!!!!」


 恵美のアキレス腱固めに絶叫を上げる三嶋。この試合にロープブレイクはないため、必至になって恵美を開いている左足で蹴り剥がそうとするが、恵美もがっしりと三嶋の右脚を捕らえて放さない。


「ギブしろ、ギブーーーッ!!」


 締め上げる恵美に言葉を返さず、ロープへと向かう。思わずギブアップしようとする口を歯を食いしばることでこらえ、ロープにたどり着いた三島はアキレス腱固めをかけられたまま場外へと転落する。
 そして、三嶋にのしかかるような格好で場外に落下した恵美が三嶋に捕まえられた。


「し、しまった‥‥‥!!」


 顔をしかめ、逃れようとするが、単純な腕力では恵美は三嶋に及びも付かない。三嶋に引きずられる形で立ち上がった恵美はそのまま鉄柵に叩き付けられた。


 ガシャ~ンッ!!

「あぐぅっ!!」


 背中から鉄柵にぶつかった恵美が苦痛に顔を歪める。


「良くもやってくれたな、この礼は10倍にして返してやるぜ!!」


 うずくまった恵美の前に仁王立ちになった三嶋は恵美をリフトアップで抱え上げた。そして、そのまま走り出す。


「あっ、あああっ!?」


 リングに沿ってたっぷりと助走を付けた三嶋はその勢いのまま観客席に向かって恵美を投げつける。


「い、いやーーーーーーっ!!!!」


 悲鳴を上げて飛んでくる恵美から慌てて逃げ出す観客。そして、からになった観客席に恵美が勢いよく飛び込んできた。


ガシャガシャガシャーーン!!


 イスを巻き込む形で恵美の体が観客席に転がった。三嶋のあまりのむちゃくちゃさ加減に観客席からどよめきが上がる。


「く、つぅ~~~~‥‥‥‥‥‥」


 体のあちこちをイスに打ち付けた恵美が呻きながら体を起こす。そして、そこにはすでに三嶋がパイプイスを大きく振りかぶっていた。


「っくぜ!!おらぁーーっ!!」


 全く手加減のない凶器攻撃が恵美の頭部をめがけて振り下ろされる。とっさに腕でそれをガードする恵美。


 がっ!

「くああああああーーーーっ!!!!」


 かろうじてガードは間に合ったが、腕を痛打し、恵美が絶叫する。そこに、三嶋のキックが恵美の後頭部に叩き込まれた。


 ごんっ!


 突然の衝撃に勢いよく体を前屈させた恵美は肢体を折り曲げたまま場外の床に倒れ込んだ。


「あ、ぐぅ‥‥‥、くぅぁ‥‥‥‥‥‥」


 恵美が両腕で頭を抱えて悶絶する。その無防備な両足を掴んだ三嶋はその場で恵美をジャイアントスウィングで振り回した。


「あっ!!がっ!!ぐぅっ!!」


 回転するたびにイスが体に激突し、恵美が苦鳴を漏らす。全身に痣を作った恵美が床に横たわる頃には周辺のイスが全てなぎ倒されていた。


「はぁ、はぁ‥‥‥。少しは応えたかよ‥‥‥」


 さすがに息を切らせた三嶋が恵美の足を掴んでリングまで引きずっていく。恵美は身体中に走る鈍痛に顔を歪めるだけで身動きすることができない。
 リングに戻った三嶋はリングの上に上げたパイプイスを積み上げ、そこに向かい恵美にバックドロップをかける。


 がんっ!!

「あ‥‥‥‥‥‥っ!!」


 背中を打って恵美が苦悶する。
 フォールするのに絶好のチャンスだが、三嶋は悶絶する恵美を薄笑いしながら見下していた。試合開始直後の屈辱の仕返しだ。そして、ここからが三嶋にとっても本番だった。


「おら、立てぇっ!!」


 ダウンした恵美の髪をつかんで立ち上がらせた三嶋は逆水平チョップを恵美の胸に叩き込んだ。チョップが恵美の豊かな胸にめり込み、恵美の顔が苦痛に歪む。さらにチョップの追撃をかける。チョップが叩き込まれるたびにゴムまりの様に跳ねる恵美の乳房に、観客席の男性が生唾を飲み込んだ。


「あ、くぅ、うくぅ‥‥‥っ!!」


 恵美も苦痛をこらえながら両腕でガードを試みようとする。しかし、三嶋はその努力をあざ笑うかのように今度は恵美のガードの隙間からパンチをかけ始めた。


 ずむっ、どむっ!


「あ、くううぅぅぅっ!!うぐあああぁぁぁっ!!」


 恵美の胸がパンチで歪み、ひしゃげ、上下左右にはね回る。女性の急所である胸に集中して打撃を喰らう恵美があまりの苦痛に悲鳴を上げ始めた。


「ははっ!!いい声で鳴くじゃねぇかっ!!じゃぁ、今度はこっちでどうだっ!!」


 ロープを背にして体を丸め、ガードに専念する恵美。そのガードの隙間からパンチを打ち込もうとする三嶋だが、防御に専念した恵美からはなかなかクリーンヒットを奪えない。しかし、三嶋は慌てず騒がず‥‥‥。


 ごんっ!!

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥!!!!」


 恵美の無防備となっていた股間に三嶋のサッカーボールキックが直撃した。これまでに喰らったことのない激痛に、恵美は前のめりになってダウンする。


「あ、うぅっ!!うううぅぅっ!!ひ、ひきょ‥‥‥う‥‥‥‥」


 体を丸め、股間を手で押さえながら苦痛に身を震わせる恵美。その惨めな姿に恵美のファンは、三嶋の無法ぶりに怒号を飛ばし、三嶋のファンは喝采を上げる。


「くくっ。卑怯も何も、あんたがこの試合のルールに同意したんだろう?だったら卑怯なんて言えないだろうが」


 嘲笑しながら今度はトゥーキックが恵美のお尻に突き刺さる。


「あ‥‥‥‥‥‥!!ひぎ‥‥‥ぃ‥‥‥!!!!」


 子供の頃以来、久しく縁の無かった痛みに恵美の肢体が硬直した。手足がピンと伸び、ビクンビクンと痙攣する。


「こ‥‥‥んな‥‥‥、‥‥‥レスじゃ‥‥‥い‥‥‥!!」


 目に涙をにじませながら、息も絶え絶えに恵美が抗議する。それを鼻で笑い飛ばし、三嶋は恵美の胸を踏みつけた。


「はっ、プロレスじゃないから負けてもしょうがないってか?ばぁ~か。なんだかんだ言ってもなぁ、勝った奴が強くて負けた奴は弱いんだよ」


 踏みにじられた恵美の胸が破裂しそうなほどに歪み、その苦痛と踏みにじられる屈辱に恵美が泣き出しそうになるが、歯を食いしばってこらえた。


「ふ、ざける、なぁ‥‥‥!」


 怒りに身を震わせ、恵美は自分の胸を踏みつける三嶋の足をはねのけ、その勢いのまま立ち上がる。そして、エルボーパットで三嶋を攻撃しようとした瞬間に。


 ぶふぅっ!!


 三嶋の毒霧が恵美の顔に吹きかけられた。色の付いていないタイプではあるが、その刺激は半端ではない。無防備なところに受けた恵美は目を押さえてマットに転がる。


「ひ‥‥‥あぁ‥‥‥!!」


 そのまま場外に転落した恵美にセコンドが駆け寄った。すぐさま水で目を洗浄するが、涙はなかなか止まらない。


「いい顔になってきたじゃねぇか‥‥‥。どうだ?今の気持ちは!!」


 恵美を追って場外に降りてきた三嶋は、今度は爆竹を恵美に投げつけた。視界の効かない恵美の目の前で火のついた爆竹が破裂する。


 ぱぱん!!ぱんっ!!ぱぱぁんっ!!

「きゃあっ!!いやっ、いやあぁっ!!」


 突然の爆音と、破裂した爆竹の破片に恵美が悲鳴を上げた。


「ひゃあっ!!はははははぁっ!!いい悲鳴を上げるじゃねぇか!!」


 これまでずっと目の前のこぶだった恵美を見下して思い通りにしている。その快感に高らかに笑う三嶋。このまま場外戦も悪くはないが、そろそろメインディッシュと行きたい。体を丸め、身を震わせる恵美をリングに戻して立たせ、背後から抱きしめる形で左腕で恵美の首を絞める。


「く‥‥‥ぅ‥‥‥」


 恵美のあごを捕らえ、倒れることができないようにした三嶋は会場の観客に向かい、開いている右手で恵美の胸をすくい上げるように持ち上げた。


「ひぃあっ!?」


 コンプレックスである自分の胸をよりによって自分が青春を懸けてきたリングの上でまさぐられた恵美が悲鳴を上げる。その反応ににんまりと顔を嗜虐的に歪めた三嶋がその大きな手で恵美の乳房を力任せに握る。


「ひぎいいいいぃぃぃぃっ!!!!」


 恵美の形も張りも完璧な乳房が三嶋の手で握りつぶされ、その苦痛に恵美が絶叫した。柔らかいくせに重力に逆らう張りのある乳房の感覚に頬を緩めた三嶋がさらに強く恵美の乳房を握る。胸繰りの大きく開いたコスチュームからこぼれ落ちそうなほど大きい乳房が強面の三嶋に蹂躙される様はとてつもなくエロティックで恵美のファンもその淫靡さに生唾を飲み込む。


「なんて色っぽい胸なんだろうねぇ。あんた、リングに上がるよりグラドルになった方が良かったんじゃないのか?あぁ、今でも変わらないか。こんな衣装でこんなにおっぱいを露出させて。露出狂の気でもあるんじゃないのか?」


 三嶋が言葉で嬲るが、恵美は観衆の目前、リングの上で乳房を揉みしだかれるという異常事態にパニックに陥っており、半狂乱になって暴れて聞こえていない。背後から抱きかかえている三嶋を攻撃すればいいと言う判断も付かず、手足をばたつかせ、身をよじらせながら逃げようとする恵美に三嶋が用意したさらなる悪夢が訪れる。


「てめぇよう、前に言ってたよなぁ。人の話はちゃんと聞けってよぅ。あたしが聞いているんだぜ!!ちゃんと答えねぇ悪い子にはお仕置きが必要だよなぁ」


 そう言って右手に握られたのは、氷を砕くときに使われるアイスピック。鋭くとぎすまされた切っ先が無造作に恵美の乳房に吸い込まれた。


「あ‥‥‥‥‥‥?」


 自分の乳房に埋まったアイスピックをきょとんとした目で見た恵美がぽつりと呟く。
 しかし、三嶋は恵美の困惑など気にせず、アイスピックを抉るようにして抜き取る。


「ああああああああああああああああぁぁぁぁっ!!!!」


 激痛に恵美が絶叫した。ライトグリーンのコスチュームが突き刺された乳房の傷から赤黒く染まっていく。
 恵美もがむしゃらになって三嶋の腕を掴み、アイスピックを防ごうとするが、これまでのダメージが大きく、三嶋の持つアイスピックは次々と恵美の胸に突き刺さる。


「ああああぁっ!!ひいいあああああああ!!やめぇえええええああああああああ!!!!」


 泣き叫びながら三嶋の拷問を受ける恵美のコスチュームの胸は赤黒い点がいっぱいにできあがっていた。


「か‥‥‥ぃ‥‥‥」


 コスチュームの胸に赤い反転が増えるにつれ、悲鳴がかすれ声に変わり、力無くうつむく恵美に、さらなる苦痛と恥辱が与えられる。


「この程度でへばってんじゃねぇよ、テメェは!!」


 恵美の首を絞めていた三嶋の腕が恵美を背後から抱きかかえる形に変わり、その左手が恵美の傷だらけになった乳房をまさぐる。


「く‥‥‥!!うぅ‥‥‥!!」


 唇をかみしめて屈辱に身を焦がす恵美だったが、次に来たのはアイスピックの冷たい感触ではなく、三嶋の指によって乳首が押し潰される激痛だった。


「きゃあああああああああああああああああ!!!!」


 三嶋の残酷な攻撃に体を動かす気力を失いつつあった恵美だが、この痛みにはたまらず絶叫した。しかし、それはまだ序盤に過ぎないことには恵美も気付くことができなかった。首を振って三嶋の拘束から逃れようと藻掻く恵美に凶悪な笑い顔を見せた三嶋は、乳首をつまんだ手を伸ばし、恵美の乳房を引き延ばす。敏感な部分をもてあそばれる恵美は顔を涙とよだれでぐしゃぐしゃにするが、三嶋はその様に気をよくし、ついにアイスピックが恵美の乳首を貫き通した。


「きぃ‥‥‥‥‥‥!!」


 信じられない激痛に、恵美の四肢が硬直し、天を仰いだ恵美の口から泡が吹きこぼれる。しかし、まだその拷問は終わらなかった。アイスピックに貫通された恵美の乳首に、コスチュームごとリングが取り付けられる。そして、もう片方の乳房も同様に。
 両乳首にリングを付けられた恵美がようやく解放され、マットに人形のように転がった。三嶋のファンは恵美の姿を写真に収め、恵美のファンは無惨にやられた恵美に声も出ない。


「さぁ、準備は整ったよ。あんたをもっと綺麗にしてあげるよ。綺麗に綺麗に真っ赤っかにねぇ‥‥‥‥‥‥」


 恵美がダウンしている間に、三嶋は場外からイス、折り畳み机、有刺鉄線ボード、画鋲、蛍光灯や竹刀などを大量にリングに上げていた。その手は黒の革手袋をはめ、往年のレディースでケンカに明けくれていた頃の狂暴さを完全に取り戻していた。


「ひぃ‥‥‥っ、も、もういや‥‥‥ぁ‥‥‥‥‥‥」


 リング上に並べられた凶器がずらりと敷き詰められた光景に、恵美は怯え、場外に逃げようとする。しかし、その動作はいつもの素早さを完全に失い、あっさりと三嶋に捕らえられてしまう。


「いやぁ‥‥‥、放してぇ‥‥‥‥‥‥!!」

「何を逃げようとしてやがる。根性決めろよ、根性を」


 豊かな髪を鷲掴みにされ、立ち上がらせられた恵美をボディスラムの体勢に捕らえた三嶋は画鋲が大量に撒かれた場所でそのまま投げ落とす。


「いやあああああああああああああああああ!!!!」


 背中を画鋲で埋め尽くされた恵美が悲痛な絶叫を上げてマットの上を転がり廻る。その背中に、追撃の三嶋のキックが襲った。


「ぎゃっ!!ぎひぃっ!!ぎぃっ!!!!」


 背中に刺さった画鋲が三嶋のキックを受けるたびに恵美の体をさらに深く傷つけていく。必死になってロープにつかまった恵美が立ち上がろうとするが、三嶋は立ち上がりかけた恵美の髪をつかみ、今度は有刺鉄線ボードが置かれた場所に向かい、そのままダイブする。


「はっはぁーーーーっ!!!!」


 三嶋は陽気に背中から。


「い、いやあああぁーーーーっ!!!!」


 恵美は悲痛に体の正面から。
 諸共に有刺鉄線に飛び込んだ両者だが、その反応は完全に対照的だった。


「あーっはっはっはっはっ!!これだこれだ!!こうでなきゃなぁ!!」


 血に酔った三嶋が背中を有刺鉄線で傷つけながらも笑う中、恵美は有刺鉄線に体の前面を埋めながら涙をこぼす。
 ぐいっ、と恵美を引き起こした三嶋が拳を構えた。プロレスのリングに上がって以来一度も使わなかったケンカ殺法の構えだ。


「く‥‥‥う‥‥‥」


 よろよろと立ち上がった恵美も構えをとるが、全身を血で染めたその姿は、気力が溢れている三嶋と対比してあまりに頼りなく見える。


「いくぜっ!!」


 恵美が構え終わる前に三嶋が飛び出す。


「あぅっ!?」


 タックルの体勢でつかみかかる三嶋を迎撃しようとする恵美だが、動作は鈍く、満足に対応できないままタックルをまともに受ける。


「ぐぶっ!!」


 頭突きが恵美のみぞおちにめり込み、息を詰まらせた恵美がコーナーポストに押しつけられた。画鋲が張り付いたままの背中をコーナーポストに押しつけられた恵美が悶絶するのにかまわずに三嶋が恵美の髪をつかんで打ち込まれたヘッドバッドを恵美もヘッドバッドで迎撃する。。


 ごんっ!!


 恵美と三嶋の額と額がぶつかり合う音が観客席にまで届く。この頭突き合戦に勝利を収めたのは三嶋だった。押し負けた恵美は足腰を振るわせたまま無防備にコーナーポストに寄りかかっている。そこに、三嶋のヘッドバッドがさらに打ち込まれた。


 ごん、ごん、ごんっ!


 三嶋のヘッドバッドが連続して叩き込まれ、恵美はひとたまりもなく意識を朦朧とさせて前のめりに倒れ込んだ。


「おっと、ここで終わっちゃもったいない」


 前のめりに倒れ込む恵美を待ちかまえていたのは三嶋のキチンシンクだった。


「おぼぉ‥‥‥っ」


 まともにみぞおちにめり込んだ膝によだれを垂らしながら、恵美が三嶋に寄りかかる形で倒れた。三嶋の膝に腹部を当てる形で固定された恵美。三嶋の目の前にはびっしりと画鋲が張り付いた恵美の背中がある。


「おーおー、痛そうな。あたしは親切だからなぁ。手当てしてやるよ」


 三嶋が恵美の背中に張り付いた画鋲を乱暴に払い落としていく。全くいたわりのないその動作に、恵美の背中がさらに傷つけられる。


「ひゃああああああああああああああああああああ!!!!」


 体を痙攣させながら絶叫する恵美。きつく閉ざされた目からは涙がこぼれ落ちる。背中の画鋲を全て払い落とされた恵美が今度はリフトアップで持ち上げられる。ぐったりと体の力の抜けた恵美が、今度はびっしりと敷き詰められた蛍光灯の上に落とされる。
 がしゃーんと、蛍光灯が派手に砕け、もうもうと立ちこめた白い粉塵に恵美の肢体が飲み込まれた。


「あああああああああああああああああああ!!!!」


 粉々に砕けた蛍光灯の中、絶叫をあげる恵美が転がり廻る。コスチュームはあちこちが切り裂かれ、その体は既に鮮血で傷が見えなくなるほどだ。そして、おそらくさっき切ったのだろう。恵美の額から鮮血が流れ、恵美の顔を赤く染めていく。


「あーっはははははははははははははははっ!!!!」


 見るも無惨な状態の恵美に高笑いを上げて、三嶋が両手に取った二振りの有刺鉄線竹刀を振り回す。一振りごとに、恵美の肢体に赤い線が走り、ただでさえ赤く染まった恵美の体がさらに赤く染まっていく。


「はぁ、はぁ、はぁ‥‥‥‥‥‥。お~い、堪能したかよ?」


さすがに竹刀を振るのに疲れた三嶋が恵美を見るが、すでに恵美は答える力もなくしていた。仰向けに大の字になった恵美は元の色が分からなくなったコスチュームの残骸を張り付かせ、全身を鮮血で染め上げていた。不幸にも意識はわずかにあるようだが、ぼんやりと開かれた瞳はガラス玉のように光を失っている。


「まぁ、あたしも結構楽しんだしね。そろそろ終わりにしてあげるよ」


 三嶋も全身を赤く染めているが、そのほとんどは恵美からの返り血だった。そして、場外から最後の処刑道具が運び込まれた。コーナーポストに立てかけられたそれは、透明な強化プラスチックの箱の中に、ガラスが入れられている。
 そして、恵美をパワーボムの体勢にした三嶋が、観客のどよめきを無視して、そのままショーケースの中に恵美を叩き込んだ!!


 がっしゃーーーん!!!!


 派手にガラスが砕け、恵美の体を切り裂いていく。恵美のファンがあまりの残酷さに目を背け、三嶋のファンが歓声を上げる中、哀れにも恵美はショーケースの中、ガラスの華に囲まれるようにしてダウンしていた。


「あ‥‥‥うぅ‥‥‥‥‥‥」


 その口からはもううわごとしか漏れない。完全に虐殺された恵美に、なおも追撃を加えようと言うのか、三嶋がそばに寄った。


「さぁ、これで終わりだよ。いい声で鳴きな!!そして死ね!!」


 恵美の豊かな乳房に付けられたピアス。それにフックをかけ、ロープで引っ張ることができるようにした三嶋がリング中央に立つ。
 ぐん、と引っ張られたロープに引かれ、恵美の豊かな乳房が変形する。ほとんど意識を失っている恵美だが、その激痛にはさすがに反応するのか、手足が小刻みに痙攣する。
 にんまりと顔を歪め、さらにロープを引っ張る三嶋。恵美の乳房がリングに引っ張られてほとんど三角錐状態になるまで変形する。
 恵美の目が白目を剥き、口から泡がこぼれ始めた。あまりに残酷な処刑に、団体がさすがに試合を止めようとする。しかし、三嶋がとどめを刺す方が速かった。
 びっ!と、限界を迎えた音が、完全に静まりかえった会場に響いた。乳首を引き裂かれた恵美はショーケースの中で完全に失神していた。そして、三嶋は血の滴るリングを持ち、観客に見せびらかす。


 カンカンカンカンカーーーーン!!!!


 ここでようやくゴングが鳴り響いた。団体社長が、憤怒に顔を歪めてリングに上がる。しかし、この試合はノールールノーレフェリーデスマッチだ。どれだけ残酷な結末でも反則負けにはならない。しかし、三嶋は団体社長からチャンピオンベルトを受け取ると、ショーケースの中で失神している恵美にベルトをかけた。
 ちなみに、リングドクターが恵美を早く医務室へと運ぼうとしているのだが、三嶋のセコンドが邪魔をして、未だに恵美はショーケースの中でさらし者になっている。


「え~、みなさん。あたしと的場の正々堂々とした試合の結果あたしが勝利を収めることになりましたが‥‥‥」


 ここで恵美のファンから大ブーイングが飛ぶが、三嶋は全くそれに頓着せずにさらに続ける。


「本来ならあたしがチャンピオンになるのですが、やはりあたしはチャンピオンになるには向いていないと思います。だからあたしは的場にチャンピオンベルトを預けようと思います。彼女なら、チャンピオンベルトをさらに価値あるものにしてくれるでしょう‥‥‥」


 しおらしいことを言う三嶋だが、本音はお恵みで恵美にチャンピオンベルトを譲るが、実際には自分の方が格上だと主張しているのだ。
 もはや暴動寸前にまでヒートアップする恵美のファンたちを完璧に無視し、三嶋がセコンド達に指示を出す。


「さぁ!!チャンピオンの誕生だ!!全員で担げよ!!」


 恵美をショーケースごと担ぎ上げ、場外を練り歩くヒール軍団。カクテルライトに照らされた恵美は全身を染める鮮血を妖しく照らされ、嗜虐的な美しさを観客に見せつける。




 そして、週刊誌は全身を鮮血に染め上げてチャンピオンベルトを腰に巻かれながら失神している恵美がカクテルライトに照らし出された写真とともにこの試合をこう伝えた。


『血に染まったチャンピオン!!屈辱のKO負けで戴冠!!』

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初めて読んだけど、あんた最高だなっ!!
これからも楽しみにしてます~
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