FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Bloody Christmas

本当に・・・ほんっとうに長く更新停止してしまいましたが、生存報告ついでの短編を上げさせていただきます。ちょっと気の早いクリスマス短編で、当ブログの看板娘の雫が今回も大流血となります。

では、続きを読むからご覧ください。
「きゃああぁぁーーーっ!!」


 クリスマスに行われるBPWA特別興行のメインイベント。そこでは今日のメインヒロインである月嶋雫が二人がかりの攻撃の前に苦戦を強いられていた。クリスマス生まれの雫は特別興行のメインイベントと言うことで、いつものコスチュームではなくところどころに雪を思わせる白いファーを飾った純白のレオタード。だが、その純白はすでに自分の流血によって赤く染まり、凄惨なありさまとなっていた。


「どうしたよ、絶対勝つんじゃなかったのかい?」


 四つん這いになって喘ぎながらロープへと逃れようともがく雫の首にチェーンをかけて嘲弄するのはブラッディ奥津。しばらく前の雫とのシングルマッチで反則勝ちとなったのだが、それを不満として幾度となく雫と衝突を繰り返し、この大一番のメインイベントの相手となったのだが・・・。


「そりゃぁ無理だろ。首が絞まっちまってるんだからよぉ」


 嘲弄に応えたのは雫ではなく、雫の首に巻きつけられたチェーンのもう片方を握る犬道郁美。ブラッディとはタッグを組んで暴れまわり、狂犬と呼ばれるほどの過激なファイトをしている。
 当然、雫とはそりが合うはずもなく、二人が対戦すると流れた雫の血でマットを洗うのが一苦労になるのが常だ。
 本来なら今日の対戦は、雫とブラッディのシングルマッチ。だが、場外からレフェリーを叩き落した郁美が乱入したことで2対1のハンディキャップマッチとなり、1対1でなら同等以上に渡り合える雫もこれではたまらず防戦一方となってしまっている。
 さらに、ブラッディと郁美は凶器や反則をためらわず、雫の流血が白いマットやコスチュームを深紅に染め上げるほどの大流血戦と化してしまった。


「おら、立てよ!!」

「ぐえぇ・・・!!」


 二人がチェーンを引っ張ると、それにつられて首が締め上げられ、鶏が締め上げられるような声を上げて引きずり起こされる雫。前進を真っ赤に染め上げるほどの流血で貧血状態になっているのか動きが鈍い。だが、プロレスラーの本能が目の前にいる相手へと体を突き動かし、右腕を振り上げてエルボーを繰り出していこうとするが・・・。


「おっと、相手は一人だけじゃないだろ!さびしくなっちまうぜ!!」


 目の前のブラッディに殴りかかる雫の首を背後に立つ郁美がチェーンで引っ張り、けく、と奇妙な声を上げて雫が後ろへとふらつく。


「おらよっとぉ!!」

 がこん!!

「・・・・・・!!」


 そして雫の後頭部を襲う、郁美のヘッドバット。硬いものがぶつかり合う音が会場に響き、一発で脳震盪を起こした雫がうつろな目となって前のめりに倒れていくのをブラッディがチェーンを引っ張って倒れるのを妨げ、今度は深く傷ついた額へとヘッドバットを打ち込む。


 ごんっ!ごんっ!ごんっ!ごんっ!!

「・・・・・・・・・・・・!!」


 そして続く後頭部からの郁美のヘッドバット。さらに、前からブラッディがヘッドバットを。前後から襲いかかるヘッドバットの嵐の前にダウンすら許されずに雫の頭部から鮮血が飛び散り、抵抗のために上げていた腕はいつしかだらんとぶら下がっていた。

 もはや死に体となってしまった雫だが、ブラッディと郁美は観客があまりの惨劇に泣き叫んでもまだ止まらない。それぞれが持ったチェーンの端を握り直すとそれぞれがコーナーへ足を運び、まるで綱引きのようにチェーンを引っ張る。自然、雫の首に巻きつけられていたチェーンはより強く雫の首を締め上げていき・・・。


「~~~~~~~~~!!!!」


 これまでの雫を痛めつけるための締め上げではなかった、まるで息の根を止めるような締め上げ方。リング中央で膝をついたまま直立した雫の首にチェーンが食い込み、気道と頸動脈を締め付けて急速に意識が濁っていく。
 額からの流血がさらに増し、雫の顎を伝ってマットに紅い水たまりが出来上がり、だらりと垂れ下がった雫の腕が助けを求めるかのようにかすかに前へと動く。


「おいおい、ちょっとばかり早すぎるんじゃないかぃ?」

「そういうなって、ブラッディ。お嬢ちゃんには刺激が強すぎたんだろ」


 流血で汚れてよく見えないが、半分白目を剥いて血の泡をふきだして失神寸前まで追い込まれた雫の姿にようやく手を緩める二人。だが、それはこの試合を終わらせるものではあったが雫を楽にするものではない。


「そろそろお客さんにプレゼントをやんなきゃね。ほら、しっかり巻きつけなよ」


 そういいながら、半失神状態の雫をコーナーへと押しつけて胴体をチェーンでコーナーへと巻きつけていく。大振りのバストを強調させるようにコーナーにチェーンで巻きつけられ、流血で真っ赤に染まった顔が観客席からよく見えるように髪をチェーンに縛り付けて顔を起こさせる。
 そして仕上げに、白いファーのついたサンタ帽をかぶせ・・・。


「え~、お客様~!可愛い可愛い雫ちゃんのサンタ姿で~す!!」

「誕生日特別興行と言うことで特別に、特別に用意させていただきましたー!!」


 嘲弄を隠さないブラッディと郁美の発言に会場中からブーイングが飛び込む。大流血で真っ赤に染まった全身と、サンタ帽は確かにサンタクロースに見えなくもない。だが、雫の誕生日という晴れの舞台をぶち壊した二人に怒りがおさまらないのだ。


「は、反則!!反則負けだー!!」


 そこでようやくヒール軍に取り押さえられていたレフェリーがリングに復帰。問答無用でブラッディの反則負けを告げる。しかしブラッディと郁美は反則負けなどどこ吹く風とばかりに軽く聞き流して雫を救出に入ろうとヒール軍ともみ合っているベビーフェイスたちのど真ん中へと飛び込んで場外乱闘に突入。
 レフェリーはヒール二人に注意するのを諦めて雫に巻き付いたチェーンをほどこうとするが、ご丁寧にもチェーンは南京錠で固定され、チェーンを切らなければ解放することもできない。そして場外ではリングをぐるりと取り囲むようにベビーフェイスとヒールがもみ合って鎖切り鋏を持ってくる余裕もない。


「う、うぁ・・・・・・あぁ・・・・・・」


 半失神状態のまま観客に無様な姿をさらし続けなければならない雫の目から涙がこぼれ、あまりの悔しさに鳴き声を抑えきれない。
 翌日のスポーツ新聞は大見出しでコーナーに磔にされた雫の写真が載せられ、この日の対戦は「クリスマスの惨劇」という見出しで広く知られることとなったのだった。

スポンサーサイト
[PR]

[PR]

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ゆーまちゃん

Author:ゆーまちゃん
FC2ブログへようこそ!

カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。