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久しぶりの小ネタアップ

本当に久しぶりの更新w しかもプロレス物じゃない上にまだ未完成だったり(^^;

とある企業の機密研究所に潜入捜査に入った女工作員のリョナものですw 続きはでき次第上げます。



 レポートを手に持った研究者たちが意見を交わし合い、機材を運ぶ作業員たちが歩き回る大きな廊下をスーツ姿の女性がヒールの踵を鳴らしながら歩きすぎていく。艶やかな黒髪を動きやすいようにポニーテールにまとめ、短めのタイトスカートからは異性の目を引きつける脚線美が覗く。そして何よりも目を引きつけるのは、胸元に持った書類からもわかるほど盛り上がっているバスト。現にこの研究所にこの女性が来て数ヶ月になるが、存在になれた所員たちが思わず振り返るほどの見目麗しい柔和な印象の女性だが・・・。

「まったく、お金があるって羨ましいわね・・・。にしても警備がざるにも程があるでしょう」

 最新式の設備が整った研究所の廊下で白衣を着た研究者や作業着姿の作業員の脇を通り抜けながらスーツ姿の保坂美乃里が柔和な表情のまま周囲に聞こえない程度の小声でつぶやく。研究者や作業員など男性が多いこの機密研究所には珍しい女性、しかも見目麗しいということで目立つが、当たりがよく気の回る性格で周囲から重宝されている。
 表の顔は何の変哲もない事務員。しかし、その裏の顔は国家の安全を揺るがす全てに対応するべく訓練された特殊工作員なのだ。今回はとある企業で生物兵器の研究をしているという内通があり、事務員として潜入することとなったのだが、その警備の緩さに肩透かしを食らいつつまじめに仕事をしながらデータの収集を続けていた。

(いくら緩いって言ってもさすがに最高機密はまだ早いし、もう数ヶ月ぐらい様子見で・・・)

 そろそろ捜査にもめどがつき始め、ここからどう動くか表面だけは柔和な表情で入室しようとした瞬間、小さな悲鳴が聞こえた。

『誰だ、こんな声を上げてるのは』
『サンプルに脅されたんじゃないか?見た目があれだからな』

 周囲の研究員たちは聞こえた悲鳴に構わずのんきなことを話しているが、美乃里はその悲鳴に含まれている恐怖、絶望の感情から何か重大な異変が起こったことを悟っている。

(ここで騒いだらこれまでの潜入が無駄になる・・・何が起こっているのかすぐに調べたいけど・・・)
 ガシャアアァァァン!!
『うわああああぁぁぁぁぁぁっ!!』

 だが、その緊張も起こっていた異変からすればのんきなものだったことをすぐに知ることになる。突然の破砕音、そして遠くから近くへと拡大していく悲鳴。周囲がざわつき始めた時にはすでに遅かった。

 グワアアァァァァァッ!!

 美乃里が周囲に緊張を悟られないようそっと離れようとした瞬間、凄まじい咆哮が背後から響き、突然の衝撃が背中に走る。そのまま美乃里の体が背後から飛んできた重量物で壁へと押し潰された時には暴虐の嵐が先ほどまで廊下を歩いていた人間へと襲いかかっていた。

「い、いたた・・・・・・警報は鳴ってなかったのに・・・」

 その数十秒後、壁にめり込んでいた機材が押しのけられ、押し潰されたと見えた美乃里が姿を見せる。普通なら全身を押し潰され、壁の赤いしみになっていておかしくない。現にスーツはボロボロになり、白くまぶしい肌が露わになっているがその動きに異常はなかった。せいぜい歩いて壁にぶつかった程度の痛がり方だ。

 ビーッ!!ビーッ!!
「今頃になってようやく警報?・・・ひどいものね。周囲も含めて・・・」

 美乃里が周囲を見回すと、そこには異常の原因はすでになくばらばらになった研究員たちの遺体が散らばるのみ。ため息を一つつき、すぐに次の行動へと移る。ボロボロになって服の体をなしていないスーツを引きちぎるとその下からは美乃里の肢体にぴったりと張り付くボディスーツが露わになった。スーツを着ていても周囲に悟られないよう太ももなどは素肌に見えるが、その実特殊な繊維で完全に全身を覆っている耐衝撃に優れ、筋力を人間の限界以上へと引き上げるボディアーマーだ。

「こんな恰好、誰にも見せられないわね・・・」

 身体をぴったりと締め付けられたスーツは優れたスタイルの美乃里が着ればむしろ全裸になっているよりもはるかに色気を漂わせる。惨劇の中には似つかわしくない姿で取り急ぎかねてから目をつけていた部屋へと赴き、資料を全てネットを通じてあらかじめ決まっていた保存領域へと移していく。コンピュータが高性能であるために時間的に数分だが、その数分で状況が激変しかねないために美乃里にとってその数倍もの時間が経過しているような焦りが襲う。
 幸い美乃里の作業は滞りなく終了し、念のために用意していたメモリにもデータをコピーしてすぐに部屋を抜け出していくが、聞こえるのは警報音だけ。あまりに警報音が響くため、もし近くにこの惨状を生んだ原因がいても気づくのが遅れてしまう。

「ここには、なにもないわね・・・これだけの大事になったんだったら隠ぺいしようとするはず。手が回らないうちに脱出しないと」

 文字通りのスニーキングミッションを行っている気分に陥りながら、神経を集中させて研究所の廊下を移動していく美乃里。周囲を警戒しながら行動しているためにどうしても移動速度は遅い。脳裏に研究所の地図を描きながら移動していくが、どこの通路を通ってもそこにあるのは人間の破片だけ。

(確か、ここを曲がった先のホールを抜ければ搬入用の扉があったはず。正面入り口から逃げようとして人が向かうはずだからこちらの方はある程度手薄だろうけど・・・)

 廊下の角から小さなホールを覗き込むが、動きは何も見えない。だが、廊下に残る血痕からこの惨状を生んだ元凶はホールの方へと向かっていたことは間違いないだろう。生唾を一つ飲み込み、どんな動きも取れるようにしながらホールへと足を踏み込む。

「・・・・・・何も、いない・・・わね」

 周囲を見回すが、動きは何一つない。それでも注意を反らさずにゆっくりと歩を進める美乃里。そしてその用心は彼女の命を救うことになる。

 ピチャ、ピチャ・・・
「上から、何か・・・っ!?」

 何かが滴るような音が響いた瞬間、美乃里の足がその場を蹴って床に滑り込むように体を転がした。そしてその一瞬後、美乃里の頭上から襲いかかってきた人型の怪物がコンクリートの床を踏み砕く。

「人間をベースにした生物兵器・・・!相手をしちゃいられない、このまま扉へ!」

 着地から体勢を立て直すだろう時間を利用し、スーツの筋力増強をフルに使って疾風のように美乃里が駆け出そうとする。だが、人間として最速の判断は兵器として作られた怪物の反射神経に凌駕された。

 ブゥン!!
「くうぅっ!!」

 まっすぐにホールの出口を目指そうとする美乃里の背後から、着地してすぐにこちらに向かって砲弾のように怪物が突進してくる。本能的にその場で体を転がして突進をやり過ごした美乃里だが、その目の前には脱出する側の壁が崩れて廊下がふさがれ、その前に立ちふさがる怪物の姿が。今の反応速度からして反対側へ逃げようとしても追いつかれる可能性は高い。

「正面から押しとおるしか道はない、わね・・・」

 怪物は人型であるために格闘技は通じるはず。筋力と反射神経はけた外れなようだが、ボディスーツを着た美乃里も人間の限界を超えた力を発揮できる。見たところ理性はほとんどない様子であるためにやりようはあるだろう。

「まるでゲームみたいな展開ね・・・よく、動きを見・・・・・・え?」

 怪物が動いた瞬間を見逃すまいと集中する美乃里。そしてその前でこちらに飛びかかろうと体をたわめていく怪物。どれだけ動きが早くとも、これだけどう動くかがあからさまなら避けるのはたやすい、はずだった。

 どっがあぁっ!!
「が、がは・・・!あ、お、お腹が・・・・・・」

 怪物が突進しようと動いた瞬間に体を翻してよけようともくろんでいたが、気がつけばボディにものすごい衝撃が襲いかかりそのまま背後の壁へと叩きつけられてしまう。美乃里が動くよりもさらに早く怪物の体当たりが美乃里のボディを捉えたのだ。
 叩きつけられた背中の壁が衝撃で陥没し、大きな罅が放射状に走っている。耐衝撃に優れたボディスーツだが、さすがにこれほどの衝撃は吸収しきれずに胃の内容をぶちまけながら悶絶する美乃里。

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